こんにちは。
ギター講師、軽音部講師のタニオです。
Googleで軽音楽部で検索すると
予測で 軽音楽部 陰キャ と出てきます。
私、個人的には陰キャ陽キャの2極論に分ける
のはナンセンスだと思いますが
皆、軽音部員はどんな気質の人が多いのか
気になっているんですね。
そこで今回は
軽音楽部講師として長年軽音部員たちに接し
てきてどのような気質の生徒が多かったのか?
話していきたいと思います。
軽音楽部は陰キャが多いのか?
結論からいうと
極端に陰キャ、陽キャという人は少なく
その中間の人が多いです。
ただし直接聞くと、『私(俺)陰キャです』
と謙遜なのか自己評価が低い人もチラホラ。
私は接していて、そんな風には思いませんが…
そんな軽音部の雰囲気をざっと掴みたい人は
ジャンプ+で連載中の
漫画 ふつうの軽音部
を読んで観るのがオススメです。
実際の軽音部の感じをよく捉えていて面白いです。
軽音楽部員に根っからの陽キャは希少?
軽音部員、特に新入生には、クラスのムードメーカーで人気者といった生粋の陽キャは少ないです。
ただし、軽音楽部で活動し2年、3年と上級生になってくると後輩の尊敬を集めたり自信が付くのでしょう。
新入生の頃と同じ人とは思えないほど、頼りになる人物になり陽キャ的になる人もいます。
ただそのような人に聞いても自分は陰キャ寄りと言っていたりするので
人気者でありながら、影も持つアーティスト気質が多いのも軽音部員の傾向なのかも。
人気、実力がありながらも、ちょっと影がある人っていつの時代も人気ありますよね。
楽器によって気質が違う?
担当する楽器によって気質は違うのか?
これに関してはある程度気質は違いますね。
ボーカル
最初からボーカルを希望する人は陽キャの人も多いです。
軽音部ではボーカルも何か他の楽器を弾くことを要求されることが多いので
最終的に陽キャ、陰キャ問わず、楽器の練習もしコツコツ努力できる人が残ります。
ギター
ギターは目立ちたいけど、ボーカルほど前に出たくはない。
そして職人的なものをかっこいいと思う人が志望することが多いです。
ギターはとにかく練習しなければならない事が多く、陽キャで友達いっぱい、休日は必ず遊びに行っているようではなかなか勤まりません。
とにかく練習が必要です。
平日最低1時間、休日は3時間。
これができる人はギターを志望しましょう。
ちなみにガチ勢は平日3時間休日8時間練習とか
ザラです。
そしてギターを持ったまま眠りに落ちます。
ベース
ベースは落ち着いた人が多いです。
温和で人当たりも良い人が多い。
ただし、怒ると怖い。
たまにライブで奇抜な衣装を着たり、はっちゃけたりする目立ちたがり屋もいます。
ドラム
ボーカルの次くらいに陽キャが多い。
体を一番動かすのでシンプルなリズムならストレス発散に向いてます
生ドラムは家ではなかなか叩けないからか、
新入生の志望者は結構多かったりします。
ドラムはバンド掛け持ちも多いので、掛け持ちが増えると協調性が試されます。
キーボード
キーボードはピアノ経験者が多いです。
人数は少ないことが多いので、キーボードが必要な曲が多い場合、重宝されます。
キーボードがない曲はギターやボーカルなど他の楽器を担当する場合も。
対外ライブのメンバーに入ることも多い。
陰キャこそ軽音楽部に入るべき?
漫画「ぼっち・ざ・ろっく!」の
キャッチコピーに
陰キャならロックをやれ!
というものがありましたが私は
陰キャなら軽音楽部に入れ!
とも思います。
たとえばスポーツが苦手でも
バンドでかっこよく楽器を演奏できれば、陰キャであろうがなんだろうが一目置かれます。
楽器の演奏はスポーツと違い運動神経がなくても努力して練習すればいくらでも巧くなれますからね。
今は自分に自信がない人も、軽音部でバンドを組み楽器が演奏できるとかなりの自信になります。
それは今後のあなたの人生にとってかけがえのないものになるでしょう。
軽音部の活動は学校にもよりますが
練習、学内ライブ、学外ライブ、学校交流会などそこそこ大変です。
新入部員が20人いたのに、卒業する頃には同期が半分くらいになってたりします。
だからこそ、しっかり活動する人は
たとえ最初は陰キャでも、3年間の様々な経験、活動から自信も付き
陽キャとはいかなくても見違えるような自分になっているでしょう。
(はた目にはすっかり陽キャかもしれない)
これは長年、毎年卒業する生徒を観ていて思うことです。
(みんな立派になったな~、と毎年思います)
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