こんにちは。
軽音部を題材にしたジャンプ＋で連載中の漫画
ふつうの軽音部
最近１巻が発売になりました。
興味をもたれた方は是非一読を。
第１2話「バンドが解散する」の感想＆考察です。
この漫画ふつうの軽音部は
高校の軽音部を舞台にした作品であり
軽妙なギャグもアリながらも
最近のガールズバンド物としては
珍しい男女関係の修羅場あり
ほかにも軽音部経験者なら経験ありそうな。
あるあるネタ。
ナンバーガール、andymoriなど
邦楽ロックの曲が作中にたくさん出てくるので
ロックファンの方も楽しめる作品です。
ふつうの軽音部第１２話「バンドが解散する」あらすじ
体育祭の後
幸山厘の策略により内田桃は
バンドメンバーで友人の大道から
嘘をつかれているのを知る。
そのことを大道に問い詰める桃。
桃は激昂しながらも
これは中学時代の友人達から
おいて行かれる寂しさから
来ているのだと自覚する。
一方、バンド練習前の主人公ちひろ。
突然、部活を辞めるとギターボーカルのヨンスから
連絡が。
何が起こってるのか呑み込めないちひろだが
残されたバンドメンバーの男子かっきーは
なぜか訳知りの厘の勧めにより別のバンドに加入。
あっさり、ちひろの最初のバンド、ラチッタデッラは
解散してしまうのであった。
この一連の流れを主導した厘には
ちひろをギターボーカルに据えた新バンドを
組むことを画策しており
まずは新メンバーとしてドラムの内田桃に
白羽の矢を立てるのだが…
更に追い打ちで曇る桃のメンタル
体育祭の最中に一応の解決を
見せてように見えた桃のバンド内トラブル
でしたが
中学時代からの友人でバンドメンバーの大道
が彼氏と遊びに行くのをバイトと桃に嘘をついた
ことにより怒りが爆発。
怒りながらも、この怒りは、音楽以外に恋愛にも
興味がある友人二人と恋愛に興味がない自分。
そこから来る置いていかれる寂しさから
わめいてるだけだとわかりながらも
憤りを抑えられないという
なんとも言葉にできない桃のもどかしさが感じられます。
もう一人の主人公？内田桃
最初は陽キャで優しい美少女という印象だった
内田桃ですがここまでの１２話で一番、物語の中で
深堀りされたキャラクターであったのではないでしょうか。
主人公のちひろは回想で断片的に過去の
出来事や心境が少し描かれるくらいでしたが
内田桃に関しては少女漫画ばりに内面や
心境の変化が描かれた上に
急激な展開に巻き込まれたこともあり
喜怒哀楽の変化が頻繁に描かれ
とても印象に残るキャラクターです。
実質ここまではもう一人の主人公といっても
いいのでは。
1話と12話を見比べるとわかりますが
１話と１２話では桃の印象は
かなり違います。
最初はあんなに萌えキャラっぽかったのに。
ここまでとにかく曇らされ具合がすごくて
表情の違いがすごいことになってます。
可哀そうな所も多いですが桃ですが
トラブルに直面するとよくないと自覚しながらも
感情を抑えることができない。という
短所も描かれており
かわいいキャラクターがかわいいだけで
終わらないのがこの作品の魅力だと思います。
ヨンス…
厘に手厳しく振られたことにより
部活を辞めたヨンス。
建前が大学受験に専念するためて…
まだ１年の１学期…
ヨンスのこの辞め方は一周回って
憎めないですね。
ヨンスは、すべてにおいて浅さが一貫していて
面白いキャラです。
機は熟した…
一人だけ視点が違うというか
違う漫画から来ているかのような幸山厘ですが
機は熟した…ということらしく
手早く、ドラムのかっきーのバンド転属を
促し、さっさとバンドを解散！
この手際の良さよ。
ほんまこの娘、なにもの？笑
すべては厘の目論見どおり？
まんまと男子メンバーを排除し
新たにちひろを中心としたバンドを
組もうとする厘。
ドラムはもう決まっておりそれは
内田桃だと言うのですが…
間接的とは言え、あれだけのことを
しておいて、ケロッと桃を
バンドに誘えるのはなかなかの
サイコパス味がありますね厘ｗ
ちひろの狂信者、厘
案の定不信感が強く、ちひろとはともかく
厘とはバンドは組めないという桃。
まあふつうそうだよなあ…
ここからどう説得するのか厘！
と思いましたが
その方法は
平謝り、＆すべては神（ちひろ）のために
桃にバンドメンバーになって欲しかったという
素直に謝る＋超絶電波な理由を浴びせる。
なるほど、怒っていても
いきなり訳わからんこと言われたら
怒りも冷めると…？笑
なんだかんだでカラオケに連れ出せているので
成功しているのか？
カラオケでちひろの歌声を聞かせて
説得という訳ですね。
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