漫画ふつうの軽音部第9話感想考察(ガールズバンド物の恋愛描写)

音楽漫画・アニメ

こんにちは。

今回は軽音部を題材にした漫画

ふつうの軽音部

最近第1巻が発売されました。

created by Rinker
¥680 (2024/09/17 08:42:00時点 楽天市場調べ-詳細)

第9話「軋轢が生まれる」感想考察です。

このふつうの軽音部という漫画

邦楽ロック好きや
軽音楽部経験者
バンドをやったことのある人

は特に共感できる部分が多く
面白い部分が多い漫画です。

第9話「軋轢が生まれる」あらすじ

主人公ちひろのバンドがオーディションに落ち
出演が叶わなかった校内ライブがはじまる。

ちひろの友人、桃が中学時代の友人と組んだバンド
sound sleepと

ギターも歌も上手いイケメン鷹見のバンド
プロトコルは

一年生とは思えない堂々とした演奏を披露。

自分のバンド、ラチッタデッラとの実力の違いに
愕然とするちひろ。

やる気がなくなってしまった男子メンバーとは
対象的にギターの練習に励む。

そして6月のある日

順調に思えた桃のバンドsound sleepに
軋轢が発生。

ベース乃木舞伽が軽音を
止めると言い出す。

原因はプロトコルギターボーカル鷹見との
恋愛関係のもつれ。

言い争いになる桃と舞伽。

ちひろは偶然それを目撃し
ラチッタデッラのベース幸山厘と
共有。

それを聴いた厘だが、だいたいの
現状は把握していたようだ…

傷心しうなだれる桃を見たちひろは

不器用ながらも桃を励まし、それにより
桃は少し元気を取り戻すのであった。

色んな事が起こりまくる波乱の9話

今回は1話の内に非常にたくさんのことが
起こりましたね。

ざっとあげると

  • 校内ライブ
  • ライブを観たちひろの己の実力のなさの自覚からの発奮
  • 桃のバンドの崩壊と桃の過去。
  • 厘の安定した策士ムーブ。
  • ちひろによる桃へのグダグダながら結果オーライな励まし

なかなか濃い9話でした。

桃の曇らせが強かった今回の話でしたが
最後はちひろと矢賀ちゃんのおかげで
少しいい感じで終われたのが救いです。

校内ライブの曲

校内ライブで、たまき先輩が歌っていたのは
歌詞から推測すると

銀杏BOYS
「援助交際」

という曲だと思われます。
またすごいタイトルの曲を歌ってますね
たまき先輩…

この漫画に登場する実在の曲はすべて
広告なし
Amazon Music Unlimitedから聴くことができます。

実際の曲を聴くとより一層この作品を楽しめる
のでおすすめ
です。
他にも大体の邦楽、洋楽が聞き放題です。

Amazon Music Unlimitedのページ

現在、初回限定で
1か月無料
限られた時期だけのキャンペーンでかなりお得です。
(1か月経ってそれ以降は自動で毎月約1000円の
引き落としなので無料期間で止めたい方は
退会をお忘れなく!)

サウンドスリープが
演奏した曲(歌詞から推測)は

Hump Back
「番狂わせ」

という曲だと思われます。


鷹見のバンド、プロトコルが演奏していた曲は
流行っている曲ということでしたが
何の曲か謎ですね。

ふつうの軽音部がアニメ化した時に期待しましょう。

ちひろのバンド内でのやる気に温度差が

ちひろのバンド、ラチッタデッラの男子二人は
オーディションに落ちてやる気がなくなったようで

練習も適当にこなしているようです。

一方のちひろは、校内ライブで同じ一年生との
実力差を見せつけられ発奮し練習に励みます。

こういう所で、腐らずに努力できるのは
ちひろのすごく良い所ですよね。

さすがジャンプの主人公です。

ベースの厘ちゃんは元々上手いということで
練習はしっかりしてそうですね。
策士ですしね笑

桃のバンド崩壊と恋愛に関するトラウマ

順風満帆かと思われた桃のバンドですが
突然崩壊することになりました。

中学時代から仲の良い友人と組んだバンドという
こともありショックも大きい。

しかも桃の過去回想からわかるように
桃が理解することができず気持ち悪いとすら
思ってしまう恋愛がらみで

中学からの友人で理解者でもあった
バンドメンバーとの意見の衝突。

それが更にショックに拍車を
かけているように思います。

今回の話、とにかく桃が曇らされて
絶望に向かっていく様子が見ていられない。

初見時は、え!?めっちゃ曇らせられるやん…
という感じでした。

あんなに陽キャで笑顔が似合うかわいい良い子なのに…

ガールズバンド系の漫画での恋愛描写

同じガールズバンド系の人気漫画
けいおん!や、ぼっち・ざ・ろっくとの違いは
この恋愛描写のあるなしが大きいと思います。

ジャンプときららという雑誌の違いはありますが

けいおん!や、ぼざろでこんな展開があれば
大荒れ間違いなしですよね。

男が存在しており、さらに恋愛描写がある自体が
ある種のリアリティを生んでいる所があります。

けいおん!ぼざろ好きでも忌避感が少ない恋愛描写

私はけいおん!も、ぼざろも読んで
ファンでもありますが

そんな私でもこのふつうの軽音部の
恋愛描写の落としどころは上手いなと
感じました。

上手いポイントは

  • 恋愛描写はあれども、男と直接もめるのは
    今回の乃木舞伽のようにサブキャラである
  • メインである桃には恋愛苦手の伏線
  • 主人公ちひろは蚊帳の外(そもそも、ちひろ自体
    男も自己投影しやすくキャラ造形している節がある
    ので今後も男性キャラとの恋愛描写はなさそう?
    たまき先輩と百合的ななんかはあるかも?)
  • 厘はそもそも、男に全く興味なさそう。

あたりだと思います。

これならけいおん!ぼざろ民が読んでも大丈夫!
なはず?

磨きがかかる厘の策士ムーブ

なんかだんだん違う漫画のキャラクターに見えてきた
ちひろのバンドのベース幸山厘ちゃん…

一人だけ目線が違う。

部全体を俯瞰で見ている。
部内の人間関係を把握している。
なるほど…なるほど…なるほどが多い。

部内の出来事はすべてこの子が
仕組んでるんちゃうかと思うくらい
部内の出来事はすべてこの子が
仕組んでるんちゃうかと思うくらい策士で

サイコパス味があって
面白いキャラクターです。

特徴だけ羅列するとちょっと怖いが
ちひろになぜか心酔しているので
敵に回らない安心感が絶妙。

ちひろと矢賀ちゃんの漫才のような励まし

思いっきり曇らされた桃ですが

最後、ちひろと矢賀ちゃんのグダグダな漫才
のような励ましでちょっと元気でたのが
救いでした。

ちひろの前振りが長い励ましと
それに対する矢賀ちゃんの

「おまえ、さっきからたわごとしか言うてへんぞ!(怒)」

のくだりのコマ割りと鋭いツッコミが
最高でした笑

理屈っぽくて遠回りな表現をしがちな、ちひろと
ズバズバ容赦なく切り込んでくれる矢賀ちゃんは
良いコンビですね。

そしてその思いを察してくれる桃ちゃんも
ええ子や…

そうかつ

というわけで色んなことが起こった第9話でした。

波乱、崩壊からの再生への道のりの提示。

今後のふつうの軽音部の展開に目が離せませんね…

コメント

タイトルとURLをコピーしました