軽音楽部ギター初心者向け。曲を弾くのがめっちゃ楽になる練習とは?

練習法

こんにちは、ギター講師、軽音学部講師のタニオです。

新学期、新年度になりは軽音楽部でギターを
始めたい皆さんも多いと思います。

そんなギターを始める皆さんに
挫折せずにスムーズに上達してもらうための
ギター練習手順
を解説したいと思います。

この練習をしてもらえれば
練習曲に難しいコードが出てきた場合も
自分で簡略化し、曲として成立させることが
できる
でしょう。

このテクニックを知っていると知らないでは
曲を弾けるようになる速度に

非常に大きな差が出るので

是非とも知っておいてくださいね。

軽音部新入生のギター初心者がまず知っておきたい事

ギターを始めたらコードの練習や
ギターソロの練習をする人が多いです。

趣味ではじめたのでしたら、それでも
良いかもですが…

軽音楽部でギターをはじめた場合は
少し問題があります。

その問題とは、軽音部では早い段階で
ライブ演奏の機会があることです。

学校にもよりますが早い学校では
2~3か月。それより遅い学校でも
半年くらいでライブ機会があります。

それまでにバンドで練習している曲を
弾けるようにならなければいけません。

半年練習期間あれば、まだましですが

2~3か月の場合は初心者が楽譜どおりに
演奏するのはなかなか困難です。

難しいコードは簡略化する

そこで曲のコードが難しい場合
コードを簡略化する必要が出てきます。

その時大活躍するのが
パワーコードと呼ばれる汎用性が高く
なおかつ押さえやすいコードです。

パワーコードは弦2~3本で押さえれる
簡単なコードです。
ここでは押さえ方、指の形を省くので詳細は
「パワーコード」で検索してみてください。

そして自力で難しいコードをこの簡単な
パワーコードに簡略化するテクニックが
大事です。

そのためにはギターの6弦、5弦それぞれの
ドレミファソラシドの位置を覚える必要
があります。 

パワーコードの利点

パワーコードの利点は簡単に押さえれる上に
どんなコードでも押さえる位置を左右上下にずらすだけで
ほぼすべてのコードを同じ形で押さえれる点にあります。

要するにパワーコードの形を一つ
知っていればほぼすべてのコードを簡略化
した形ではあるが押さえれる
訳です。

ただし6弦もしくは5弦を起点に左右に
ずらす必要があるので音の位置を覚える
必要があります。

6弦と5弦のドレミファソラシドの位置を覚えるのが大事

どういうことかというと

ドレミファソラシドは
英語でそれぞれ

C(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)、B(シ)、C(ド)

と表記します。

これを踏まえた上で

Cのコードと言われたらパワーコードの形の人差し指を
6弦か5弦のC(ド)の位置にもってくるのです。

するとこれが、C、CM7、Cm、Cm7、C7などの
頭文字がCのコードの省略系として機能します。

そしてDのコードと言われたら同じように
パワーコードの形を作り人差し指の位置を
6弦か5弦のD(レ)の位置に持ってくるのです。

するとこれもCと同じようにDを頭文字とする
ほとんどのコードの省略系として機能
します。

E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)、B(シ)を
頭文字とするコードも
同じ要領で押さえることができます。

こんな便利なコード、使わない手はありませんよね

最初は6弦横方向のドレミ~を覚える

まずは、6弦のドレミの位置をしっかり覚えるように
してください。

6弦のド(C)の位置は8フレットという少し
中途半端な位置にあるので

8フレットから左方向に指を動かして
ドシラソファの位置をまず覚えた方が便利ですね。

覚えてたら今練習している曲のコードを
パワーコードに簡略化して6弦だけで
弾いてみてください。

次は5弦横方向のドレミ~を覚える

5弦は3フレットという良い位置にド(C)があるので
そこから右方向のドレミファソラシドの位置を
覚えてください。

アコースティックギターの場合はシとドは右側すぎて
押さえにくいと思うのでその場合はラまででも
オッケーです。

そして5弦も音の位置をだいたい覚えれたら
5弦だけで練習している曲のコードを
パワーコードに簡略化し弾いてみる練習を
してみてください。

6弦と5弦のパワーコードを合わせて練習

ひとつの弦のみで曲をパワーコードで
弾くと左右の動きが大きくコードチェンジが大変
だったと思います。

これを解消するために次の段階で練習するのが
6弦と5弦のパワーコードを組み合わせて
今までの左右に加え上下も加える
のです。

すると移動が大幅に少なくすみ
コードチェンジも容易になるでしょう。

ここまででほとんどの曲が弾ける(簡略化で)

ここまでがスムーズにできるようになれば
怖い物なしです。

簡略化した形ではあるが、ほとんどの曲の
コードを弾けるようになっています。
曲の雰囲気にパワーコードがあっているか
はまた別ですが…(おしゃれな曲とは相性が悪い)

とはいえ、とりあえず
どんな形でも曲に合わせてコードが
弾けている状態を作れるのは

大きな安心感、心の余裕ができるので
ギターのメロディーやギターソロ、リズム練習
等にも格段にとりくみやすくなるでしょう。

総括

軽音部では、曲の数をこなす必要もだんだん
必要となってくるので、早い段階で今回説明
したようなコード簡略化テクニックを知っておく
と、かなり楽になりますよ。

難しいコード、曲にぶち当たったら
ぜひ今回紹介した方法を試してみてください!

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