軽音楽部講師のタニオです。
今回は軽音部でボーカルについてです。
ボーカルは一番目立つパートなこともあり
簡単そうに見えますがしっかり練習しないと
下手…、声が聞こえないなどと
散々な言われ方をするのが軽音部ボーカルです。
そうならないように
知っておくべきこと、やるべきことを述べていきたいと思います。
1.ボーカルは天性の才能?
皆さんのまわりにも、特に歌の練習をしているようでもないのに
カラオケなどで難しい歌を歌いこなせたりする歌が上手い人いませんか?
はじめから高い声が普通に出せたり、声に心地よい揺らぎ(ビブラート)が掛かっていたり
声量がすごかったりする人がいます。
そういう人は気持ちよく歌を歌えるので日常で歌う頻度も高くなり
上手くなりやすく、わかりやすくボーカルに向いている人です。
こういった人は生まれ持って天性の才能があるとも言えます。
2.軽音部ボーカルに向いている人
では、それ以外の人はボーカルに向いていないのか?
そんなことはありません!
ただし…普通の人が上手いボーカルになるには
ギターやベースなどの楽器の練習と同じくらい、もしくはそれ以上の努力と
練習が必要です。
つまりもう一つのボーカルに向いている人とは
歌が好きで最初は下手でもコツコツとした努力を長期間続けれる人です。
なので、
自分は特に歌が上手いわけでもない、でも
ボーカルがやりたいと思っている人は
ボイストレーニングや機材の勉強
ステージング研究
ギターなどの弾き語りの練習
プロの歌を研究
など
地味な練習でも、コツコツと努力できる人
でないと
ボーカリストとして上手くなることは
困難です。
逆に
天性の才能がある人もこのコツコツとした積み重ねる練習ができず
頭打ちになって残念ながら最終的に軽音部を辞めてしまうケースも…
もちろん才能もあり、努力もできる人が最強なんですが
そこはもう、気にしては始まらないので
人は人、自分は自分と思って頑張りましょう。
歌うことの基本について学ぶために
まず初めにベストセラーの
ボーカルの教則本を読んでみるのがおすすめです。
スポーツも歌も基本が大事です。
間違った練習で声を潰してしまっては
元も子もないですからね
ボイストレーニングは街の音楽教室でも開講している所も多いので
余裕があれば通ってみるのも一つの手ですね。
私も昔通っていたことがありますが、歌の対する意識が
ワンランクアップし参考になりました。
3.ボーカルは陽キャなのか?
ボーカルというとバンドの花形。
一番目立つパートなので、皆を引っ張る人気者の陽キャなんだろうなと
思いがちですが…
そんなことはありません!
むしろ陽キャでムードメーカー、バンドのリーダーという人は
軽音部では多くない。どちらかというとこういう人はドラムに多い。
ただし、良いボーカリストは普段はおとなしくても
1,ステージではスイッチが入り堂々とした佇まいになる人
2,ステージでも冷静に周りをみて最適な行動をとれるクレバーな人
が多いです。
1は難しくても、2なら努力次第でだれでも目指せる部分です。
このあたりも練習の積み重ねによる自信も大きいです。
ぜひ、頑張ってみてください。
4.軽音ボーカルまずは声量が大事
軽音の楽器はドラムを筆頭に音が馬鹿でかいです。
ギター、ベースもアンプで音を増幅しており負けず劣らずでかい。
ボーカルもマイクで音を大きく出来るものの
限度があり、上げすぎると、ハウリングというノイズが出たりしてまともに
歌えなくなります。
なので、まず軽音部のボーカルには
マイクを通した状態でバンドの楽器の音に負けない声量が必要に
なります。
それには、喉に負担をかけずに出来るだけ大声で歌うのが大事になります。
具体的には腹式呼吸で歌うことが大事です。
まずは腹式呼吸を意識しつつ、バンド練習の時大声で歌うようにして
みましょう。それを続けることにより
徐々にバンドの爆音に負けない声量を手にいれることができるでしょう。
もちろんボイストレーニングに通うのもアリです。
5.ボーカリストの弾き語り
軽音のボーカルでボーカル専任の人は珍しいです。
軽音ではボーカリストが
ギターかピアノで弾き語り練習する人が多いです。
そもそも弾き語りがしたくて入部する人もいます。
特に中、高から音楽を始める人は音感が弱い人が多いので
伴奏しながら歌えるギターやピアノ(キーボード)を練習するのは
音感を鍛えるのに非常に適しています。
弾き語りにおすすめのギターはこちらで紹介しています。
軽音ボーカル含め軽音部の雰囲気をさっと掴みたい人は
↓の漫画を読んで観るのもおすすめです。
特にギターの弾き語りや、ギターボーカル志望の人は
モチベーションがあがると思います。
このようなことからも
歌の練習に余裕ができればギター、キーボードなど
伴奏楽器を練習し弾き語りにも挑戦するのもおすすめします。
最後に
以上、軽音部のボーカルとして下手といわれない
ために知っておくべきこと5選でした。
最終的にはボーカルも地道な努力が実を結びます。
軽音部ボーカルの皆さん
歌う事を楽しみながら日々努力していきましょう。
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